防災への意識をもつこと
日本は「地震大国」などとも言われておりますが、現代を生きる皆さんにとって防災とは、いったいどのような関心や意識を持たれていらっしゃいますでしょうか。実際に1995年阪神淡路大震災、2011年に起きた東日本大震災、2016年の熊本地震など、ふと数十年を振り返るだけでも、日本を襲った大地震が思い浮かぶ方は多いのではないでしょうか。実際にこのような大地震を経験された方々の体験談などを見聞きしてみますと、長い避難所での生活のなかでは様々なストレスや日常生活のなかでは思いつかないようなトラブルが多発するようです。例えば、地震の発生後に避難する際、自宅内の家具や壁の額縁などが屋外への避難を妨げ、スムーズな避難経路が確保できなかった方などの声が多数あがっています。また避難所での生活が長期化すると食料や衣類などの基本的に必要なモノは手に入るようにもなるようですが、個人的な疾患に必要とされるなお薬や、コンタクトレンズや眼鏡などといった個人に付随する生活必需品がきちんと揃っていないと、日々の生活に困難をきたすこともあるようです。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など歴史をかえりみますと、日本には定期的に大地震が繰り返されていることが予測できます。いつ大地震が起きてもおかしくない日本列島であるのだという認識が、万が一の際の防災への大きなサポートとなるのではないでしょうか。